1月8日の京都5R・3歳新馬(芝1800メートル=18頭立て)は2番人気のオルトパラティウム(牡、栗東・安田翔伍厩舎、父エピファネイア)が早めの競馬から後続に3馬身半差をつけ、鮮やかなデビューVを飾った。なお、重賞4勝のスマートレイアーを母に持ち、1番人気だった武豊騎手が騎乗のスマートワイス(牡、栗東・大久保龍志厩舎、父ロードカナロア)は2着だった。勝ち時計は1分49秒1(良)。
オルトパラティウムは発馬こそダッシュがつかなかったが、すぐに馬群の外からグンと加速し、2番手まで押し上げた。直線では鞍上の仕掛けにしっかりと反応し、危なげない完勝だった。
クリストフ・ルメール騎手は「スタートだけ(ゲートが)開いた時に、ビックリして出遅れました。跳びが大きいのでポジションを上げることができて、じわじわと伸びてくれました。まだ伸びしろがある。体がパワーアップすれば、いい馬になります」と評価した。
母が2009年の京成杯オータムハンデを勝ったザレマ。安田翔調教師は「まだ課題は多いけど、いいものはある。これから成長していってくれれば」と期待していた。