JRAは1月9日、2023年度のJRA賞を発表した。年度代表馬にはジャパンCやドバイ・シーマクラシックなどG1・4勝を挙げたイクイノックス(牡4歳、美浦・木村哲也厩舎、父キタサンブラック)が選ばれ、2年連続の受賞となった。関係者のコメントは以下の通り。
シルクレーシング・米本昌史代表「大変名誉ある年度代表馬に選出いただき、誠にありがとうございます。特に猛暑を乗り越えさらなる成長を遂げた秋の2戦、天皇賞(秋)とラストランとなったジャパンカップでのこの馬の完成形とも言える走りは、とても印象的なものでした。お世話になりました厩舎および牧場関係者の皆様、温かいご声援をいただきましたファンの皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。早ければ2027年にはデビューしてくるイクイノックスの子供たちには、本馬が成し遂げられなかったクラシック制覇を期待したいと思います」
木村哲也調教師「この度は管理馬でありましたイクイノックスが年度代表馬に選ばれましたこと、大変光栄に思っております。2023年は、初海外、関西圏でしっかり勝ち切り、秋2戦は世界中のファンの皆様に納得していただける、世界一のパフォーマンスをしてくれたと思っております。本年からは、種牡馬としてファンの期待を背負うことになろうかと思いますが、彼ならその期待に応えてくれると思いますので、その日を楽しみにしていただきたいと思うと同時に、引続き中央競馬をよろしくお願い申し上げます」
C・ルメール騎手「イクイノックスは、2023年、ハイレベルで素晴らしいパフォーマンスを見せてくれ、4戦4勝というパーフェクトな成績を残してくれました。ドバイでは世界にその能力を示してくれて、直近のロンジンワールドベストレースホースランキングでも1位をキープしてくれています。宝塚記念、天皇賞(秋)、ジャパンカップでは、本当のイクイノックスの強さを見せてくれて、私にとっては忘れられない馬です。ファンの皆様だけでなく、関係者にとっても彼の走りは忘れられないものになったと思います」