熱いぞ2月(栗東)

ビザンチンドリーム
ビザンチンドリーム

 こんにちは、山本です。今日は栗東からのパッチパチ。ではでは、行ってみましょうか♪

 さて、本日の午前6時20分頃。車のエンジンをかけると、温度計がマイナス2度と表示していました。こんなの久しぶり…、と書きたいけど、雨男と周囲に煙たがれるワタクシは違います。思い出したんですよ、ちょうど1年前のことを。

 昨年の今頃は栗東に月2回しか来れないと決まった時期。一回一回の栗東出張を大切にしようと心に決め、迎えた最初の取材でした。ところが、です。前日の夕方からすごい勢いで雪が降り出し、記者席で仕込みが終わった後、帰ろうとした車は雪で覆われていて、見渡す限り、雪が積もっている。とてもじゃないが動かせません。結局は宿泊施設まで歩いて帰ったのですが、翌朝も調教開始が遅れるほどの積雪。正直、まともに調教できるほどの脚元ではありません。当然、人も少ないワケで、ワタクシの行動範囲も極端に狭くなり、意気込みは見事に空振り。ちなみに足元は冷水でビチャビチャになった結果、風邪だけを持ち帰ったワケです。あれから1年かぁ。結局、この言葉になるんだけど、時が経つのは早い…。

 ということで、あれを思い出せば、少々の寒さぐらい何とかなるさと思いつつ、そろそろ本題へ。

 今日はまず、当社のネット記事にも出ていましたが、昨年末の阪神で結構、強烈な勝ちっぷりを見せた坂口厩舎のビザンチンドリーム(牡、父エピファネイア)です。今日、栗東に戻ってきました。今後はピーヒュレク騎手との新コンビで、きさらぎ賞へ向かうとのことです。「まだまだ粗削りで、ハミを取ったり取らなかったりですが、エンジンがかかってからは調教通りに走ってくれました」と坂口調教師。一頭だけ抜けた上がりを使い、スローの中で差して、3馬身差をつけた初戦は極めて優秀と言えるでしょう。スケールの大きさを感じさせる馬で、2戦目が本当に楽しみです。

 きさらぎ賞といえば先日、東京スポーツ杯2歳Sで3着だったファーヴェント(牡、父ハーツクライ)も川田Jとのコンビで参戦を表明しましたね。徐々に熱いレースになってきました。他にも杉山晴厩舎のジャスティンアース(牡、父キズナ)も参戦予定。さらに、母にヴィブロスを持つ友道厩舎のシヴァース(牡、父モーリス)もここへの参戦へ向け、栗東に戻ってきましたよ。

 そうそう、友道厩舎といえば、あすなろ賞に京都2歳Sで3着だったサトノシュトラーセ(牡、父ジャスタウェイ)が出走する(鞍上は藤岡康J)ことはお伝えしたと思うんですが、ここに須貝厩舎のガイアメンテ(牡、父ドゥラメンテ)も参戦することになりました。鞍上は佐々木J。まずは自己条件から一歩ずつ、競馬を教えていきたい考えです。

 須貝厩舎といえば一つ、残念なお知らせが。ききょうSを勝っているクイックバイオ(牝、父ブリックスアンドモルタル)がトウ骨遠位端の骨折で全治6か月と診断されたようです。春の復帰は難しくなりましたが、こちらは成長した姿で戻ってくるのを待ちたいもの。

 ここからは情報をつらつらと。牡馬相手の朝日杯FSで3着と健闘した斉藤崇厩舎のタガノエルピーダ(牝、父キズナ)はチューリップ賞で桜切符を狙うことになりました。同レースで5着だった宮厩舎のタガノデュード(牡、父ヤマカツエース)はこぶし賞。こちらは自己条件から一歩ずつです。さらに、先週の平場で2着だった長谷川厩舎のナムラエイハブ(牡、父リアルスティール)は若駒Sか自己条件の若竹賞を視野に入れているようです。前回は2着だったとはいえ、距離にメドを立てたのは大きい、という陣営の見立てです。そうそう、ダートのブルーバードCで補欠になっている音無厩舎のサンライズジパング(牡、父キズナ)は若駒Sへの出走を目指すようです。まさに二刀流というローテで面白いですよね。

 最後に松下厩舎のショウナンハウル(牡、父レイデオロ)。こちらはゆきやなぎ賞での復帰を目指しているようです。「スタミナはありますから」と松下調教師。狙いすました一戦で、いきなり結果を出してほしいところです。

 ということで、今日はここまで。また、明後日です。ではでは

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