◆第64回京成杯・G3(1月14日、中山・芝2000メートル)追い切り=1月11日、栗東トレセン
ハヤテノフクノスケ(牡3歳、栗東・中村直也厩舎、父ウインバリアシオン)は、朝一番に坂路で併せ馬で追い切った。クラヴィコード(3歳未勝利)に楽々と併入した。時計は52秒2―12秒1。手先の軽い走りで、レースの度に良化している印象を受けた。
中村調教師は「予定通りで順調です。少し幅が出てきて、ちょっとずつ成長しています」と笑みを浮かべた。初戦は首差で2着に敗れたが、勝ち馬はその後にホープフルSで5着のミスタージーティーだった。2戦目の前走は順当に勝ち上がり、2着馬に5馬身差をつけた。父はオルフェーヴルの同期で、2011年の日本ダービー、菊花賞で2着に入ったウインバリアシオン。「前走の勝ち方も良かった。重賞に挑戦する価値はある」とトレーナー。数少ない、青森県産馬がクラシックに名乗りを上げるか注目だ。