【日経新聞杯】サトノグランツ無傷の重賞初制覇へ万全 友道康夫調教師「休み明けでもきています」

僚馬に楽々と追いつくサトノグランツ(左)
僚馬に楽々と追いつくサトノグランツ(左)

◆日経新春杯追い切り(1月10日、栗東トレセン)

 しっかりとした脚取りだった。サトノグランツは栗東・DPコースで内からカルデア(3歳新馬)を4馬身追走。相手に合わせるようなゆったりとした走りで楽々と併入し、ゴール板を過ぎた後に軽く気合をつけられた。

 時計は6ハロン82秒0―11秒1と上々。友道調教師は「何とか間に合いましたね」と口にした。1週前の4日にCWコースで川田を背に6ハロン85秒0―11秒6と負荷をかけ、6日は坂路で59秒3、7日はDPコースで5ハロン70秒9―12秒2と時計を出した。急ピッチで乗り込み、始動戦への態勢を整えている。

 過去の重賞2勝は約2か月ぶりと約4か月ぶりだった。「大型馬でモッサリしているけど、休み明けでもきています。条件的にはピッタリだと思う」とトレーナー。飛躍の一年へ、まずは地力でねじ伏せる。(山本 武志)

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