【東京11R・根岸ステークス】◎サンライズフレイムは現在4連勝中で最も2着に差をつけたレースが、3歳以上1勝クラスでの2馬身半差。勝ち方に派手さはないが、レース内容を検証するとかなり強いことが分かる。
2走前の3勝クラスは立ち遅れ、3~4角で外に流れるロスがあったが、残り100メートル付近から急加速して力でねじ伏せた。続くオータムリーフSも、ゲートの中で落ち着きがなく出遅れ。4角で後方3番手と絶望的な位置取りに見えたが、ゴーサインが出てからの反応が抜群。明らかに一頭だけ違う伸び脚で差し切った。
粗削りだが潜在能力はかなり高く、中間の調整も順調。ドライスタウトの回避で兄弟対決は実現しなかったが、重賞3勝の兄不在のここは初タイトルのチャンスだ。
パライバトルマリンは昨年の関東オークス・交流G2の勝ち馬で、その後は交流G3で〈2〉〈3〉着。今回がJRA重賞初挑戦だが、中央のメンバーでも力は足りる。タガノビューティーは当舞台の6戦すべて4着以内。根岸Sは2年連続で0秒3差と安定感は上位で、今回も崩れない。