JRAは6日、2024年度騎手免許試験(新規)合格者8人を発表した。大江原哲元調教師が祖父の大江原比呂さんが合格し、JRAで4年連続となる女性騎手が誕生した。また、石神深道さんの父は障害の名手・石神深一騎手、吉村誠之助さんの父は、地方・兵庫競馬の吉村智洋騎手。
石神深道さんは努力賞、皆勤賞と卒業生最多の2部門で表彰を受けた。父・深一騎手はオジュウチョウサンなどとコンビを組み、JG1・11勝を挙げる名手だ。「父を目指してジョッキーになりましたが、平地で一流を目指して頑張ります」と目標を掲げた。卒業を見届けた父は「障害には来ないで(笑い)、平地でトップジョッキーになって欲しい」と笑いを誘い、「慢心せずに常に努力していくようにということは伝えました」と先輩としての顔をのぞかせた。
オジュウチョウサンを管理した美浦・和田正一郎厩舎に所属予定。トレーナーは「小さな頃から乗馬をやっていて基礎もしっかりしているし、あとは戦略的な部分で経験を積んでしっかり学んでいって欲しい」と期待を込めた。
合格者は以下の通り。
氏 名 免許の種類
石神 深道(いしがみ・ふかみち)平・障
大江原 比呂(おおえはら・ひろ)平・障
坂口 智康(さかぐち・ともやす) 障
柴田 裕一郎(しばた・ゆういちろう)平・障
高杉 吏麒(たかすぎ・りき)平・障
長濱 鴻緒(ながはま・こお)平・障
橋木 太希(はしき・たいき)平・障
吉村 誠之助(よしむら・せいのすけ)平・障