◆第58回共同通信杯・G3(2月11日、東京・芝1800メートル)追い切り=7日、栗東トレセン
昨年の2歳王者ジャンタルマンタル(牡3歳、栗東・高野友和厩舎、父パレスマリス)が、栗東・坂路で伸びやかなフットワークを見せた。単走で、落ちついた雰囲気を漂わせ登坂。全体時計は55秒6と目立たないが、見事な加速ぶりで、ラスト1ハロンは11秒9をマークした。高野調教師は「1ハロンずつ丁寧に。全く無理せず、いい動きでした。今日は非常に良かったです」と笑みを見せた。
新馬戦以来の1800メートルで、長距離輸送、東京、左回りは初めて。指揮官は「皐月賞と、その先、東京のG1が目標。試すというよりは、どういう姿で競馬に出てくるか確認したい」と、レース選択の意図を明かした。「無敗のチャンピオンとして負けられない。もちろん負けたくないです。穏やかに走ってくれれば、おのずと結果が出るのでは、と思います」と意気込みは十分だ。