【クイーンC】1戦1勝も「ポテンシャル高い」サクセスカラー余力十分11秒9

スピード感ある走りを見せたサクセスカラー(右)
スピード感ある走りを見せたサクセスカラー(右)

◆第59回クイーンC・G3追い切り(7日・美浦トレセン)

 今週末に行われる3重賞の追い切りが7日、東西トレセンで行われた。第59回クイーンC・G3(10日、東京)はサクセスカラーが「状態◎」の動きを見せた。

 快速サクセスカラーが、好気配を見せた。田辺を背に美浦・Wコースでフィクストスター(3歳未勝利)と併せ馬。終始、手綱を押さえたままだったが、高い前進気勢で前を追うと、しまいも馬なりのままスッと動いて余裕の手応えで6ハロン85秒6―11秒9で併入した。時計以上のスピード感で、状態の良さをうかがわせた。鞍上は、「稽古は動く馬。テンションが上がっていないし、最後も余力があった」と手応えを口にする。

 まだ1戦1勝だが、その初戦は発馬を決めて好位3番手から上手に立ち回り、しっかり脚を使って後続に1馬身半差をつけるセンスあふれる走り。勝ち時計(1分33秒9)は、前日に行われたフェアリーS・G3よりも0秒1速い優秀なもの。時計だけでは計れないとはいえ、世代一線級のスピードを備えていると言っていい。久保田調教師は、「調教はテンションが上がらないように。地味に映るかもしれないけど十分な内容。ポテンシャルは高い」。過去10年の連対馬6頭がその後G1馬に上り詰めた出世レースで、素質馬が初タイトルを手にスターダムにのし上がる。

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