【東京11R・クイーンカップ】◎アルセナールの母サンブルエミューズは2歳時にオープンを勝ち、翌年のフェアリーSで3着。1歳上のラヴェルはアルテミスSを勝利。2歳上のナミュールは昨年悲願のG1タイトルを手にし、3歳時にはチューリップ賞制覇と早い時期から活躍できる母系だ。
放牧先から1月中旬に帰厩し、その後の調整はいたって順調。美浦・Wコースの1週前では長め7ハロンからしっかり追われて古馬2勝クラス相手に併入した。今週も馬なりでラスト1ハロン11秒6と目立つ伸びを披露し、3か月ぶりでも力を発揮できる仕上がりにある。
新馬戦は行きっぷりが悪く、直線でエンジンのかかりも遅かったが、きっちり勝ち切るあたりが能力の高さ。3姉妹続けての重賞Vに期待する。
サフィラも兄姉に活躍馬が多数いる良血で、G3・2着にG1・4着と実績も最上位。1週前追い切りの動きは抜群で、こちらも重賞初制覇へ虎視たんたん。ルージュスエルテは逃げて上がり最速をマークする圧巻の走りで連勝中。スピードはこのメンバーに入ってもひけを取らない。