◆第58回共同通信杯・G3(2月11日、東京・芝1800メートル=良)
クラシックへの登竜門に10頭が出走し、戸崎圭太騎手が騎乗した4番人気のジャスティンミラノ(牡3歳、栗東・友道康夫厩舎、父キズナ)が、デビュー2連勝で重賞初制覇を飾った。1戦1勝の馬の共同通信杯Vは2022年のダノンベルーガ以来、2年ぶり。友道調教師は14年連続、戸崎騎手は15年連続のJRA重賞勝利となった。勝ち時計は、1分48秒0。
1番人気だった昨年の2歳王者、ジャンタルマンタル(川田将雅騎手)は2着。3着にブービー9番人気のパワーホール(田辺裕信騎手)が逃げ粘った。
田辺裕信騎手(パワーホール=3着)「いい感じで(ペースを)刻めました。スタートが上手で途中の力みもなくて、どれくらいやれるかと思っていたが、頑張ってくれました。いろいろ面白そうな馬です」
キング騎手(ディマイザキッド=4着)「この馬にとって今回は相手関係は上がっていましたが、それにもよく耐えて頑張ってくれました。ヨーイドンの流れになって、この馬にとって向くペースではなかったですが、瞬発力を見せて最後の400メートルでいい脚を使ってくれました。もう少しペースが流れていたら、いい結果を出せたのではと思います」
岩田望来騎手(ベラジオボンド=6着)「もう1列前が理想だったんですが、新馬戦と同様に上に上がるようにゲートを出てしまい(位置を)取れませんでした。道中の流れが遅くて、瞬発力勝負になってしまい、あの位置からでは厳しかったです」
横山武史騎手(フォスターボンド=8着)「あまりスタートが速い方の馬じゃないんですけど、前が止まらない馬場なので出られれば前に行きたかったが、やっぱり現状は気持ちも体も成長しきれてなくて、いつも通りのスタートになってしまいました。(ペースが)流れてくれればと思ったが、スローのヨーイドンと、この馬にとって向かない競馬になってしまいました」
キングスコート騎手(エンヤラヴフェイス=9着)「いいスタートを切って、前めのいい位置を取ることができたが、少し距離が長かったのかもしれません。1600メートルの方がよさそうです」
ルメール騎手(ショーマンフリート=10着)「3、4コーナーで手応えがなくなってしまいました。全然伸びなかったです」