賞金加算へ(美浦)

バードウォッチャー
バードウォッチャー

 こんにちは、坂本です。今日は在宅勤務な仕事日であります。

 さて、改修工事が進む美浦トレセンですが、このほど調教スタンドの脇に雨よけの屋根が完成しました。よくバス亭で見かけるものを長くしたイメージですが、取り壊された旧スタンドの跡地があったスペースで、調教師や馬主関係者、報道陣などが利用する新スタンドと厩務員スタンドの間をつなぐ目的もあって作られたそうです。

 その下にはベンチも並べられていて、関係者が一服するのに役立ちそうですが、そんなところで国枝調教師に呼び止められました。「ほら坂本、鉄砲だ」と言って、丸い円柱の柱を指さしてお相撲さんのマネをするではありませんか。いやいや先生、そんなことをしたら怒られちゃいますよ、とは私も言いながら、軽く身ぶり手ぶりだけすると、近くにいた某騎手から「本当にやっていたんですか?」とつっこまれてしまいました(苦笑い)。「ただのデブです」と正直に答えましたが、すらりとした方々の多い競馬サークルですので、余計に目立ってしまいますね…。

 そんなところで本題へ。この流れで国枝厩舎の話題です。今週の土曜東京9Rのフリージア賞(芝2000M)には、良血馬のバードウォッチャー(牡、父ブラックタイド、母アパパネ)が登場します。前走の京成杯7着からの巻き返しへ、今回はレイチェル・キング騎手と初コンビになります。1週前にWコースでの追い切りに騎乗して好感触をつかんだそうで、国枝調教師は「前回はもうちょっと動けるかと思ったが…。今回は少しシェイプアップできているし、先週はジョッキーに乗ってもらっていい感触も得ている。具合はいいね」と期待を込めています。前走は10キロ増だった馬体重もあり、新馬Vの東京替わりで改めての雰囲気です。

 また同じく牡馬で注目株のシックスペンス(牡、父キズナ)は、スプリングS(3月17日、中山)を視野に入れていくそうです。デビュー2連勝でひいらぎ賞を制して、注文のつかないところが良さそうです。「距離も2000メートルくらいまで大丈夫だと思う」と国枝師。まだ放牧先で調整を進めている段階ですが、順調にいってほしいですね。

 牝馬では先週のクイーンCで3着に敗れたルージュスエルテ(牝、父ハーツクライ)は、賞金を加算できなかったのは残念ですが、地力は見せた内容でした。スタートで後手を踏みながら、直線では大外から鋭い伸び脚を繰り出しました。今後は桜花賞(4月7日、阪神)を目指しますが、除外の場合にはニュージーランドT(4月6日、中山)か忘れな草賞(4月7日、阪神)に向かう選択肢を考えているそうです。

 またデビュー2連勝で菜の花賞を制したミラビリスマジック(牝、父キズナ、母ソーマジック)は、桜花賞トライアルのチューリップ賞(3月2日、阪神)に向かいます。こちらも兄姉に活躍馬の多い血統馬ですね。国枝師は「センスの良さは強み。体も少しずつしっかりしてきている。競馬にいっていいのが一番」と、実戦向きでトーンは高いです。同じく厩舎の攻め専の助手さんに聞いても、「ただスピードがあるだけではなく、ギュンと加速してメリハリがある走りがいいですよね」と評価していましたね。ここにきて注目度はアップしているように思います。

 また2月4日の東京未勝利戦(ダート2100メートル)で初勝利を挙げたサトノエピック(牡、父キタサンブラック)は、3月10日の1勝クラス(中山・ダート1800M)へ向かいます。引き続き砂に投入するようで、現状の適性から判断したそうです。フェアリーS13着だったエリカリーシャン(牝、父エピファネイア)は、来週のデイジー賞(中山・芝1800M)へ向かいます。葉牡丹賞7着以来となるショウナンラピダス(牡、父ドゥラメンテ)は、今週の日曜東京5Rの自己条件(芝1600M)へ。「前走は案外だったけど、勝った条件の東京のマイルをもう1回試してみたい」ということです。

 それでは今日のところはこのへんで。

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