【東京11R・ダイヤモンドステークス】長距離戦でスタミナが必要なのは当たり前だが、直線が長い東京で行われるダイヤモンドSは瞬発力も求められる。過去10年で上がり最速をマークした11頭(14年は最速馬が2頭)の成績は7勝、2着3回、3着1回。勝率63・6%を誇り、複勝率に至っては100%だ。今年もタフな流れというより、スローペースでの末脚比べとなる可能性が高い組み合わせ。ラストは確実に伸びる◎サリエラに、重賞初制覇のチャンス到来だ。
全7戦中、前走のエリザベス女王杯も含めて上がり最速を5度マーク。夏負けの影響で本来の力を発揮できなかった2走前の新潟記念(7着)でもラスト3ハロンは33秒8(3位)でまとめている。中間の調整は順調で、さばきやすい少頭数も好材料。伝家の宝刀で、待望のタイトルをつかみ取る。
ワープスピードはステイヤーズSの4着馬。重賞初挑戦だったことを考えれば評価できる結果で、全4勝中3勝を挙げる東京でひと押しを利かせる。一作年の覇者テーオーロイヤルはトップハンデの58・5キロで、他馬との斤量差がカギになる。