2月18日の東京9R・ヒヤシンスS(3歳オープン・リステッド、ダート1600メートル=11頭立て)は、5番人気のラムジェット(牡、栗東・佐々木晶三厩舎、父マジェスティックウォリアー)が、直線で豪快に追い込んでリステッド初勝利を飾った。勝ち時計は1分36秒3(良)。
最内枠から前半は後方に控えて、じっくりと脚をためる形で運んだ。道中はよどみないペースで流れて、直線では大外に持ち出すと、上がり最速36秒1の末脚を発揮。豪快に追い込みを決めて、2着のアンクエンチャブルに3馬身差をつけた。
三浦皇成騎手は「前走で乗せてもらった時に能力の高さを感じていました。馬には酷でしたが、1400メートルという距離が合わないなかで、テンから競馬をさせたのが、今日の競馬につながったと思います。距離延長も間違いなくよかったし、もっと延びてもいいです。追ってからの反応も素晴らしかったし、抜け出してから、まだ遊びがありました。内容は完勝だったと思います」
佐々木調教師は「いい勝ち方だったね。もうちょっと距離はあった方がいい。前走で勝ちにいって、勝ちきった競馬が生きている。ドバイに行って、そこからケンタッキーを目指したい」と、夢は膨らむばかり。今後はUAEダービー・G2(3月30日、メイダン競馬場・ダート1900メートル)への参戦に意欲を見せて、ケンタッキーダービー・米G1(5月4日、チャーチルダウンズ競馬場・ダート2000メートル)を大目標に見据えた。