2月24日の中山9R・水仙賞(3歳1勝クラス、芝2200メートル=7頭立て)は、メンバー唯一の牝馬だったクリスマスパレード(美浦・加藤士津八厩舎、父キタサンブラック)が、ゴール前で競り合いを制しデビュー2連勝を飾った。勝ちタイムは2分14秒3(稍重)。
ゲートを決めると道中は2番手から。遅めの流れを折り合って運ぶと、4コーナー手前から早めに進出を開始。逃げ馬を早々にパスすると最後の直線でも力強く末脚を伸ばし、かわしにかかったマイネルフランツ(津村明秀騎手)が迫るともうひと伸び。最後は1馬身差をつけてトップでゴールを駆け抜けた。
石川裕紀人騎手は「新馬の時はまだフワフワしていたけど、きょうまたがってからは競馬が分かっているようで、いい意味で緊張感がありました。ゲートを出られてポジションを取りに行きましたし、馬の具合がかなり良くなっていたので強気に動いていきました。2着馬に迫られたけどかわされる感じはなかったですね。クラスが上がった方が競馬しやすいと思いますし、重賞でどんな競馬ができるか楽しみ」と振り返った。