【阪神11R・阪急杯】◎ウインマーベルを信頼する。3歳時に葵Sを制し、スプリンターズSでも2着に好走した実力馬。その後は発馬難を抱えるなど成績が安定しなかったが、前走の阪神Cで不安を一掃した。
ゲートを五分に出て、600メートル通過が33秒1のハイペースを好位直後で追走。抜群の手応えのまま直線を向くと、パワフルな末脚で外から先行勢を難なくかわし去った。“横綱相撲”と呼ぶにふさわしい強い内容で完全復活を印象づけた。
放牧を挟み、春の阪神開幕週を目指しての調整は予定通り。5歳になり、調教の動きも迫力を増している。美浦・Wコースで14日に6ハロン80秒2と自己最速を2秒6も更新する好時計をマーク。ラストも11秒7でまとめ、臨戦態勢が整った。引き続き同じ舞台で相手関係が楽になったように映るここは、重賞連勝を果たすとみる。
ダノンティンパニーは転入後、わずか4戦でオープン入りと素質はひけを取らない。重賞初挑戦でもスムーズなら好勝負。先行力が存分に生かせそうなアサカラキング、底を見せていないサトノレーヴも軽く扱えない。