ナカノコールで定年引退の中野調教師がターフに別れ 「競馬人生はあっという間でしたね」

田辺裕信騎手(左)から花束を渡される中野栄治調教師(カメラ・荒牧 徹)
田辺裕信騎手(左)から花束を渡される中野栄治調教師(カメラ・荒牧 徹)

 定年で引退する中野栄治調教師(70)=美浦=が3月3日、中山7R終了後に花束贈呈式が行われて、多くの関係者から長年の労をねぎらわれた。中山競馬場での最後の出走馬となったマウンテンエース(牡4歳、父ワールドエース)は惜しくも3着に終わったが、2Rのイーサンハンターと4Rのガビーズシスターで2勝を挙げた。

 集まった競馬関係者からは感謝のこもった「ナカノ・コール」で祝福されて、うれしそうな表情で何度も記念撮影におさまっていた。騎手時代に90年の日本ダービーをアイネスフウジンで制するなど記録にも記憶にも残るホースマンは「18歳にデビューして、競馬人生はあっという間でしたね。正味、10年くらいじゃないの? 真面目にやったのは(笑い)未練は何にもないね」と、笑顔でターフに別れを告げた。

【動画】現役騎手と熱い抱擁をかわす中野栄治調教師


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