◆第60回金鯱賞・G2(3月10日、中京競馬場・芝2000メートル)
復調気配を示す白毛馬ハヤヤッコ(牡8歳、美浦・国枝栄厩舎、父キングカメハメハ)が22年の函館記念以来の重賞3勝目に挑む。前走の中日新聞杯は馬群の後方からじっくりと運び、最後の直線は大外へ。そこからグングンと末脚を伸ばすと、ゴール前では勝ったヤマニンサルバムに3/4馬身差まで迫り、今回と同舞台で久々にらしさを見せた。国枝調教師は「前走はあわやという場面。期待通りに走ってくれたし、よく頑張っている」とベテランの好走をたたえた。
昨年のこのレースでは4着。上がり3ハロンはメンバー2位となる34秒3を繰り出し見せ場を作った。トレーナーは「左回りのこの条件もいいので早くからここを目標に調整した。斤量が重かった前回の58・5キロから今回は定量戦になるので斤量減はいい」と力を込めた。