◆金鯱賞・G2(3月9日、中山競馬場・芝1800メートル)=3月5日、美浦トレセン
昨年の3冠最終戦の菊花賞を3馬身半差で制して頂点に立ち、今回が4歳初戦となるドゥレッツァ(牡4歳、美浦・尾関知人厩舎、父ドゥラメンテ)は、5日は坂路をゆったりと64秒3―15秒9で駆け上がった後、Wコースに入り調整された。22年9月のデビュー戦こそ3着に敗れたものの、次戦の未勝利戦から破竹の5連勝とその勢いはとどまることを知らない。前走から一気に1000メートル距離は詰まるが尾関調教師は「2000メートルには対応できると思う。59キロは楽な条件じゃないけど、経験を積んでバランスが整ってくれば、もう一つ上のランクに行ける可能性のある馬です」と期待は大きい。