武豊騎手が3月6日に開業した福永祐一調教師にエールを送った。同騎手は、4分の1の抽選(登録段階)をパスすればという条件つきだが、厩舎の初陣となる3月9日のコーラルS(4歳上オープン・リステッド、阪神競馬場・ダート1400メートル)で、レオノーレ(牝5歳、父マジェスティックウォリアー)の鞍上を託されている。福永厩舎に関しては「何かピンとこない感じ」と切り出しつつも、「気を使って、依頼してくれたんじゃないですかね」と笑みを浮かべた。
子供の頃から家が隣で知り合いだったが、騎手になってからも自身が会長を務める日本騎手クラブで副会長を務めるなど長らく日本の競馬を引っ張ってきた「盟友」だ。「楽しみですけどね。どんな馬をつくるのか。ジョッキー時代から調教にすごく力を入れて、自分で馬をつくるタイプだったから」と期待を口にする。
福永師だけでなく、近年は自身より年下のジョッキーが続々と調教師に転身している。「不思議な感じですけどね。向こうの方がやりづらいんじゃないかな」と第2の道で頑張っている後輩たちに思いをはせていた。