◆LJSレディスジョッキーズシリーズ2023笠松ラウンド(3月8日、笠松競馬場)
地方競馬の女性騎手によるシリーズ戦の最終ラウンドが行われ、木之前葵騎手=名古屋=が逆転で初の総合優勝を果たした。暫定2位で迎えた最終戦の笠松9R・第2戦B級特別(ダート1400メートル)を、2番人気のヨーコマイラヴ(牝5歳、笠松・川嶋弘吉厩舎、父トゥザグローリー)でV。3コーナーで先頭に立つと、最後の直線では後続を寄せつけず、3番人気のホウオウモンスター(宮下瞳騎手)に2馬身差をつけてゴールを駆け抜けた。
木之前騎手は「絶対に勝ちたいという思いで乗っていました。この展開になったら、たれてしまっても仕方ないと思っていたけど、馬に頑張ってもらいました。このようなシリーズを企画していただき、本当にありがとうございます。女性ジョッキーみんなで頑張っていくので、これからも応援をよろしくお願いします」と笑顔。表彰式では大きな声援を受け、総合1位の褒賞金50万円のボードを掲げていた。
笠松第1戦を制した佐々木世麗騎手がトップ60ポイントで迎えた最終戦。3ポイント差(57ポイント)で2位につけていた木之前騎手が勝って30ポイントを加え、逆転でのシリーズ初制覇だった。
総合順位、ポイントは以下の通り
1位 木之前葵騎手 (愛知) 87
2位 佐々木世麗騎手(兵庫) 75
3位 濱 尚美騎手 (高知) 62
4位 中島良美騎手 (浦和) 46
5位 宮下 瞳騎手 (愛知) 42
6位 神尾香澄騎手 (川崎) 35
7位 深澤杏花騎手 (笠松) 35
8位 関本玲花騎手 (岩手) 30