【若葉S】母は無傷3連勝で皐月賞挑戦 息子も同じ舞台目指しトライアル参戦 高野調教師「順調に成長しています」

皐月賞の優先出走権を目指すパシフィックルート
皐月賞の優先出走権を目指すパシフィックルート

◆若葉S・リステッド(3月16日、阪神競馬場・芝2000メートル、上位2頭に皐月賞の優先出走権)

 母と同じG1へ。パシフィックルートはデビューからフラワーCまで無傷の3連勝を飾り、牝馬ながら皐月賞に挑戦したファンディーナの息子。その母が7着と敗れた中山の大舞台を目指し、トライアルに参戦してきた。

 初戦は2番手から頭差の接戦を制した。派手さはなかったが、高野調教師は「内容が良かった。まだ切れる脚はないので、あの競馬でベストです」と振り返る。新馬は2度除外され、当初はマイルの予定だったが、急きょ2000メートルへの投入。「結果的に除外されて良かったです」と思わぬ形で距離適性も確認できた。

 前走で566キロ。最高体重出走が526キロだった母以上のジャンボサイズだけに、実戦を使った効果は大きい。「順調に成長しています。上積みもあると思いますよ」とトレーナー。切符をつかみ、母超えを目指す。

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