【中京11R・ファルコンステークス】人気でも◎ソンシから買う。重賞級と感じさせたのが前走の1勝クラス。先行集団から少し距離を置いた5番手を追走し、直線を向くと持ったままで前との差を詰めていった。鞍上がゴーサインを出すと瞬時に反応。ステッキを使うことなく3馬身差をつけた。走破時計の1分20秒9は、その2週前に同舞台で行われたリステッドのクロッカスSと同じ。非凡なスピードを証明した。
この中間は馬体に迫力が増し、さらに力をつけた印象を受ける。今週も栗東・CWコースでラスト11秒1。切れのある動きを確認し、状態面に不安はないと判断した。ここまで一貫して1400メートルに使われている点も心強く、左回りは2戦2勝。良馬場で力通りに走れば、重賞初制覇のチャンスは大きいはずだ。
対抗は互角の決め脚を備えるロジリオン。良化の余地を残した前走は若さも出しながらの快勝だった。引き続き好勝負。折り合いに課題を残すシュトラウスは、さらなる距離短縮で一変しても驚けない。血統的にまだまだ奥がありそうなナムラアトムも軽視は禁物だ。