【ドバイ・シーマクラシック】ジャスティンパレス坂路で軽快 杉山晴調教師「バランス良く、力みがない」

検疫厩舎を出発するジャスティンパレス(カメラ・高橋 由二)
検疫厩舎を出発するジャスティンパレス(カメラ・高橋 由二)

◆ドバイ・シーマクラシック・G1(3月30日、ドバイ・メイダン競馬場・芝2410メートル)追い切り=20日、栗東トレセン

 昨年の天皇賞・春を勝ったジャスティンパレス(牡5歳、栗東・杉山晴紀厩舎、父ディープインパクト)は、栗東・坂路で国内最終追いを消化した。軽快なフットワークで、56秒5―13秒3を計時。杉山晴調教師は「順調です。角馬場でのキャンターを見ていても、バランスが良くて、力みがないですね」と手応えを示した。

 今回が海外初挑戦。検疫厩舎に入った当初は、環境の変化に戸惑う面を見せていたが、現在は落ち着いて調整できている。指揮官は「すごくゆったりしていて、いい雰囲気で輸送に行けそうです。これなら、向こうに着いても1、2日すれば落ち着くのでは」と不安のない様子。G1・2勝目に向けて「あとは、輸送で(体重が)減りやすいので、どのぐらい減るか。フラットなコースはものすごく合うと思う」と見据えた。

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