【中山11R・日経賞】ボッケリーニはG1タイトルこそ縁がないが、G2は1勝、2着5回、3着1回で複勝率10割という抜群の安定感を誇る。8歳を迎えた今年初戦のアメリカJCCは道中は折り合いに専念。直線は坂を上がって一時は先頭に立ったものの、勝ち馬に差し返されて鼻差惜敗。重賞4勝目は手にできなかったが、年齢による衰えがないことを示した一戦ではあった。
中8週のローテーションだが、早い段階からこのレースを目標にしていたこともあって仕上がりは順調。1週前は栗東・CWコースで一杯に追われて6ハロン82秒8―11秒4。調教駆けしないタイプとしては十分な時計で調子の良さを伺わせた。3年連続挑戦となる日経賞の過去2年はいずれもタイトルホルダーの2着。強敵不在の今年はチャンス十分だ。
マイネルウィルトスは3、2走前のG2が差して〈3〉〈2〉着。前走は逃げる形で5着とはいえ0秒3差と、自在に立ち回れるのは強みで距離延長で逆転を狙う。クロミナンスは重賞初挑戦の前走で小差3着と健闘。2度目でさらにやれそうだ。