3月23日の阪神9R・君子蘭賞(3歳1勝クラス、牝馬限定・芝1800メートル=7頭立て、ウォータープイプイ出走取消)は、良血のミエスペランサ(栗東・池江泰寿厩舎、父リアルスティール)がデビューから2連勝で制した。勝ち時計は1分48秒3(重)。
道中は最後方で追走。外を回って直線に向くと、鋭く脚を伸ばした。抜け出していたモモンウールー(3着、ムルザバエフ騎手)をゴール前でとらえ、2着ケーブパール(川田将雅騎手)の追い上げを半馬身差で振り切った。
母ミスエルテは16年ファンタジーS・G3覇者。その妹には先日のフラワーC・G3を制したミアネーロがおり、祖母は米G1馬という華々しい一族だ。新馬戦に引き続き騎乗した西村淳也騎手は「丁寧に(調整)してもらっているので、テンションも許容範囲です。次も、この子の課題はテンションだけですね。良馬場ならもっと切れます」と話した。