3月23日の中山5R・3歳1勝クラス(芝1200メートル=10頭立て)は、単勝1・5倍のエリカカリーナ(牝、美浦・宮田敬介厩舎、父ミッキーアイル)が、最後の直線で力強く抜け出し1馬身半差の快勝を収めた。勝ちタイムは1分8秒0(良)。
道中は3番手から。勝負どころでは抑え切れないほどの手応えで進出すると、最後の直線では内ラチ沿いを一気に抜け出し、アレンジャー(横山典弘騎手)の追撃を封じた。
戸崎圭太騎手は「距離は延ばしていきたかったですが行きっぷりがいいのでね。1200メートルは追走が楽だし内容も良かった」と振り返った。
宮田調教師は「この馬場でこの時計で走れていますしね。あのペースでも3、4コーナーで引っ張るところがあったし、気性的に1200メートルの方が向いているかもしれないですね。前走2、3着の馬も結構いたし、メンバーがいた中で強い内容でした」と喜んだ。
今回はデビュー4戦目で初めて6ハロン戦に臨み通算2勝目。きょうだいにクラスターC・交流G3で2着など短距離戦で活躍を続ける半兄サイクロトロンなどがおり、母も1200メートルで3勝を挙げており今後が楽しみな一頭だ。