◆ドバイ・ゴールドカップ・G2(芝3200メートル、3月30日・メイダン競馬場)
【ドバイ(UAE)=水納愛美】16頭で争われた長距離重賞は、アイアンバローズ(牡7歳、栗東・上村洋行厩舎、父オルフェーヴル)、リビアングラス(牡4歳、栗東・矢作芳人厩舎、父キズナ)の日本勢2頭が出走したが、勝利はならなかった。日本勢は22年ステイフーリッシュ以来、2年ぶり2頭目の勝利を狙っていた。
勝ったのはレッドシーターフハンデキャップ制覇から転戦してきたライアン・ムーア騎乗のタワーオブロンドン(牡4歳、A.オブライエン厩舎、父ガリレオ)。勝ち時計は3分17秒29(良)。
逃げたリビアングラスは直線で手応えが怪しくなり11着に沈んだ。3、4番手の好位から進めたアイアンバローズもいつもの粘りを発揮できず、8着でフィニッシュした。
クリスチャン・デムーロ騎手(アイアンバローズ=8着)「道中はいい形で進んだが、柔らかい馬場の方がいい馬」
矢作芳人調教師(リビアングラス=11着)「逃げにこだわってはいなかったけど、アイアンバローズが行かないなら行こうと思った。サウジより明らかに状態はよかった。道中もいい形で運べた。まだまだ力が足りない。力をつけて、また帰ってきたい。本質的には3200メートルの馬ではなかった。馬にかわいそうなことをした」