阪神11R・阪神牝馬ステークスローズSをレコードで制し、秋華賞でリバティアイランドを追い詰めた◎マスクトディーヴァの巻き返しに期待する。1番人気に推された前走の東京新聞杯では、ゲート内で突進して出遅れ。さらに道中の流れも遅く、初めてのマイル戦にうまく対応できなかった。直線で脚を伸ばしたが、6着までが精いっぱいだった。敗因は明確で力負けではない。初の関東遠征の影響も、少なからずあったとみる。
1週前の27日は栗東・CWコースで6ハロン85秒8―12秒1、3日の最終追い切りが坂路で55秒0と、やや控えめな調整だが、テンションを上げないように考慮したもの。ゲート対策として駐立の練習もしている。輸送時間の短い阪神、マイル戦も2度目で結果は出るはず。“マジックマン”モレイラの手綱でよみがえる。
モリアーナは中距離もこなすが、もともとの切れ味を生かすにはマイルが最適だろう。調教をみても絶好調で、相手の筆頭はこれ。ライラックは3歳時のフェアリーS(1600メートル)で勝っており、一発があってもいい。