福永祐一調教師が福島8Rで初勝利 結果を出すことは「簡単ではないことを日々痛感」

阪神10R ダイワスカーレットカップのエーデルブルーメで2勝目を挙げた福永祐一調教師(カメラ・高橋 由二)
阪神10R ダイワスカーレットカップのエーデルブルーメで2勝目を挙げた福永祐一調教師(カメラ・高橋 由二)

 4月7日の福島8R・4歳上1勝クラス(芝2600メートル=16頭立て)で、3月6日に新規開業した福永祐一調教師=栗東=が管理するマルカブリッツ(牡4歳、父エイシンフラッシュ=小沢大仁騎手)が1着となり、13戦目で待望のJRA初勝利を飾った。

 騎手時代は1996年3月2日に初騎乗初勝利を飾っていたが、厩舎としての初勝利は開業から1か月以上たってから。ただ、2着4回、3着2回など惜しい競馬を続けていた。騎手としてはJRA通算2636勝を挙げた名手が、ようやく調教師としても大きな一歩を踏み出した。その後の阪神10Rのエーデルブルーメで2勝目を挙げた。

 福永調教師(マルカブリッツ=1着)「マルカの冠名で社台ファームの馬。マルカの先代は社台ファームの馬しか買わないという方でしたし、こういう馬で初勝利を挙げられてとてもうれしいです。松永先生(松永昌元調教師)が大事に使っていただいて、非常にいい状態で引き継がせてもらった。芝の長距離で新味が出てくれればと思ったことで使って、期待以上の走りでした。(騎乗した)小沢大仁君も上手に騎乗してくれました。

 ジョッキーの時は出来上がった馬に騎乗する形でしたが、競馬に使い、いい結果を出すことが簡単ではないことを日々痛感しています。ただ、たくさんの人の支えの中でいい競馬ができているなと感じています。今後さらに技術や管理能力を高めて、ファンや馬主さんに喜んでもらえるような競走馬を送り出していきたい」

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