新皇帝と同ライン(栗東)

今年3月のUAEダービーを制した(左から)藤田晋オーナーと矢作調教師
今年3月のUAEダービーを制した(左から)藤田晋オーナーと矢作調教師

 こんにちは、山本です。今日は金曜恒例、梅田の会社からのパッチパチ。今週は更新が滞る日もあり、大変失礼しました。では、早速行ってみましょうか♪

 さて、思わず目を疑うニュースでした。国の調べによると、2050年に1人暮らしをしている人の比率が44%になると言います。2050年といえば、ワタクシは74歳ですから生きているか定かではありませんが、その理由が未婚の高齢者が急増するからだから、とのこと。う~ん、決して他人事ではありません。けどね、確かに知り合いにも50歳過ぎで独身を楽しんでいる人、結構多いんですよ。

 ワタクシなんて40歳を超えるまで「1人暮らしバンザイ」と思っていましたが、年を取ったせいなのか、色々な心境の変化もあり、今や一人暮らしに不安しかない。だって、30年近くも一人暮らしをやっているのに料理を始め、生活力は恐らく最下層なんですよ。何にもできません。さて、困ったものです。まぁ、来たるべき一人暮らし社会で、周りの人と助け合いながら生きていくのか。そもそも、今は実家に帰ろうと思っているワタクシは60歳を超えた時、どこにいるのか。今は怖さしかありません。

 さて、そんな遠い未来のことを考えても仕方ないので、そろそろ本題へ。まずは明日の競馬から見ていきましょう。

 阪神メインはアーリントンC。注目の福永厩舎がチャンネルトンネル(牡、父グレーターロンドン)で初の重賞に挑みます。「乗りやすくていい馬。マイルは合ってるんじゃないかな」と1週前追い切りにも騎乗している福永師は手応えを感じている様子。個人的には関東に在籍時にも、この馬は気になっていたんですよね。新進気鋭の厩舎と、どんな「化学反応」を起こすのか注目したいところです。

 ここは友道厩舎が2頭出し。まずはシヴァース(牡、父モーリス)に関して言うと、きさらぎ賞で鼻、鼻差の3着だったというのに、すぐにマイル路線に切り替えられるのが、友道厩舎の層の厚さといいますか。ただ、その思いを感じ取ってか、「この中間は体に幅が出てきて、動くようになってきた」と友道調教師はマイラーへの変化を感じている様子。新境地を切り開けるか注目です。

 一方のジュンヴァンケット(牡、父キズナ)は昨秋なんてトモが緩くて、「競走馬になれるのかな」とまで言われていたのに、年明けから「化けました」ね。実戦でも既走馬相手に5馬身差の圧勝はなかなかできません。「初戦のような走りができれば、チャンスはあると思います」と即通用の見立て。底知れない魅力があります。

▲動画再生は画像をクリック

 ここから2歳情報。今日はお待たせしました、矢作厩舎のお話です。ラインアップを見ると、今年も多彩なラインアップになりました。できるだけ多く紹介したいので、早速いきますよ。

 まずはシンエンペラーの皐月賞前ということで藤田晋オーナーとのライン。しかも、同じ仏アルカナセールの購入馬2頭からいきましょう。すでにノーザンファームで育成されています。Magic Americaの22(牡、父Watton Basett)は100万ユーロで落札されました。「まだトモが緩いけど順調。距離は2000というイメージです。馬の大きさの割に爪が小さいのが幾らか気にはなったけど、もちろん、俺が選んで買ってもらった馬でいい馬なので期待はしています。クラシックと思っています」というジャッジ。この感じ、何かシンエンペラーを聞いた時に似ているような感じがするんですよね。確かな期待が伝わってくる1頭です。

 Gloriesの22(牡、父Kameco)は同セールで14万ユーロです。こちらは来日当初、かなり体重が落ちたようですが、「随分と戻ってきました」と現状を報告。早くはないようですが、「カメコなのでマイルなのか。馬はもう少し伸びがあって、距離はもちそうな雰囲気がありますけどね」ともう一段階の成長を期待しつつ、しっかりと見極めていきます。

 あとは、国内での藤田オーナーの馬といえばアーバリアンジム(牡、父エピファネイア、母アットザシーサイド)ですね。こちらはセレクト当歳セールで1億1000万円がつきました。「お母さんは小さくて、子供も皆小さいけど、この馬はいいサイズになったと思います。今のところ、まだ背腰の筋肉が硬くなりやすい」と冷静に分析しますが、元々、そんなに早い段階で入れる厩舎ではありませんし、こちらも成長力に期待です。

 話題の新種牡馬の馬を2頭いきますか。まずはホウオウイレヴン(牡、父サートゥルナーリア、母コンテッサトゥーレ)です。小笹芳央オーナーでセレクト当歳セールでは8200万円がつきました。曽祖母は名牝スキーパラダイスですね。「当歳セリだけど、買った時は大きさだけが心配だった。形はものすごく良かった。去年の9月に425キロだけど、今回は474キロ。大きさは十分」と早めの始動も視野に入れています。距離は短めの可能性もアリとのことでしたね。

 そして、もう一頭は松岡隆雄オーナー(ライフハウス)がセレクト1歳セールで1億1000万円で落札したワイルドウインドの22(牡、父サートゥルナーリア)です。兄にはゼッフィーロがいます。この馬も感触がいい。「跳びが大きく、距離が必要な感じ。そんなに早い方ではないのかな、と思います。これは期待していますね、クラシックという意味で。サートゥルがどうかですが、母系もあるのか、距離は大丈夫だと思う。体もいいです」と来春を意識できる存在という感触を受けました。

 では、ネット限定「厳選馬」をどうぞ。

福島8R・13ジュンツバメガエシ(早い段階から友道師が「いきなり面白いと思うよ」と期待していた馬。まだ馬場もいい福島なら即好勝負)

 続いては馬券王への道 延長戦をどうぞ。

阪神8R・11ダノンヒューマ(近走は内枠が敗因か。外枠ならリズム作りやすい)

阪神10R・1ニシノカシミヤ(こちらは内枠生かした一気逃げに期待)

福島10R・5メランポジューム(今回はリフレッシュ効果大)

福島11R・8リーゼントミニー(この舞台への適性は高い)

 今日はここまで。また、明日です。全人馬が無事にレースを終えますように。ではでは

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