【ケンタッキーダービー】フォーエバーヤング激しい叩き合いで惜敗3着、テーオーパスワードは健闘5着

3頭が激しい叩き合いとなったゴール前。(右から)混戦を制したミスティックダン、フォーエバーヤング、シエラレオーネ(カメラ・高橋 由二)
3頭が激しい叩き合いとなったゴール前。(右から)混戦を制したミスティックダン、フォーエバーヤング、シエラレオーネ(カメラ・高橋 由二)

◆第150回ケンタッキーダービー・G1(5月4日、米国チャーチルダウンズ競馬場・ダート2000メートル)

 日本から参戦した坂井瑠星騎手=栗東・矢作芳人厩舎=騎乗のフォーエバーヤング(牡3歳、栗東・矢作芳人厩舎、父リアルスティール)はゴール前の壮絶な叩き合いの末、3着に敗れた。木村和士騎手騎乗のテーオーパスワード(牡3歳、栗東・高柳大輔厩舎、父コパノリッキー)は後方追走から5着に入る健闘。勝ち馬はミスティックダン(牡3歳、K・マクピーク厩舎、父ゴールデンセンツ)。2着にシエラレオーネ(牡3歳、C・ブラウン厩舎、父ガンランナー)が入った。勝ち時計は2分3秒34。

 2頭ともデビューからの連勝は止まったが、日本調教馬としては6度目(計8頭)の挑戦で最も惜しいところまで迫った。これまでは2019年のマスターフェンサー、2023年のデルマソトガケの6着が最高。1971年のキャノネロ(ベネズエラ)だけしかない米国調教馬以外の勝利を狙ったが、やはり本場の壁は高かった。

 同レースは1875年に創設。米国3歳馬の最大目標とされ、「スポーツの中で最も偉大な2分間」と称されるほど注目度が高い。


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