こんにちは、山本です。本日も栗東からのパッチパチ。ではでは、行ってみましょうか♪
さて、栗東ではようやく調教開始時間が7時から6時になりました。4月以降の午前7時は結構太陽が照りつけるような明るい状態でして、そんな時間から調教スタートというのはどうも違和感がぬぐえない。この6時開始というのが最も体に合っていると、ずっと待ち望んでいました。
しかし、約1年の冬眠生活から現場に復帰後、ずっと午前7時開始で体が慣れていたと思うんですが、午前4時半あたりに起床すると、体が何をするにしても重くて仕方ない。そして、脳の働きもいつも以上に遅い。完全に7時の体になっていました。そうそう、昨晩は行きたいお店が閉まっていて、宿泊施設の食堂で軽く飲んでいたんですけど、10時過ぎに軽く眠気が襲ってきて、「おかしいな」と思わず首を傾げたりして…。まぁ、この年になると、タイムサイクルのズレには敏感になるというもの。そろそろ、おじいちゃんですな。
ということで、そろそろ本題へ。今日も栗東からの情報を中心に、お伝えしていきましょう♪
まずは友道厩舎。明日の栗東に2頭の2歳馬が入ってくるとのことです。1頭は、ワタクシが早い段階から結構推しているサトノブリジャール(牡、父エピファネイア、母ベルダム)。そして、もう一頭は意外でした。サトノクローザー(牡、父シュヴァルグラン、母シェルズレイ)です。姉にレイパパレがいて、セレクト当歳セールで里見治オーナーが8200万円で落札しました。で、なぜ意外かというと、セリの後に開腹手術をしたと聞いていたからなんです。しかも、馬体も大きいと。だから、こんな時期に入っていることには驚いています。ちなみに父が大魔神こと佐々木主浩さん所有の馬で、名前がクローザーとはシャレていますね。
続いては福永厩舎。今日の栗東でスティレセイル(牝、父キズナ、母コーステッド)、カルテシウス(牡、父キズナ、母ワイ)、メイショウハチロー(牡、父シニスターミニスター、母メイショウミハル)の3頭が軽く時計を出しました。ダノンベルーガなどの下にあたるスティレセイルは動き次第で京都での始動も視野にはあったようですが、「もうちょっと成長を促したいかな」とのこと。しっかりと態勢を整え、初陣に向かう構えです。
他にもルージュレアリーズ(牝、父レイデオロ、母ラストグルーヴ)やダノンブランニュー(牡、父ミッキーアイル、母サザンスターズ)、さらには兄にワイドファラオなどがいるワイドメテオール(牡、父レイデオロ、母ワイドサファイア)が栗東に入っていますね。兄にレッドモンレーヴがいるルージュは「小さいけど、身のこなしはいい」と評価していましたよ。
ここからは春先に行われた矢作厩舎のPOG取材会から、触れていない馬たちを取り上げます。今日はドゥラメンテ産駒をイッキに。デックドアウトの22(牡、父ドゥラメンテ)はかなり感触がいいです。馬主は「サンライズ」冠名のライフハウス。セレクト1歳セールでは1億3000万円がつきました。育成でも早い組に入っているとのことでしたね。「期待馬です。ちょっとヤンチャな感じだけど、その辺はドゥラメンテだし、むしろ好きですね。クラシックだと思っています。セレクトでお願いして買ってもらった馬で大好きです。形が好きです」と矢作調教師は口にしていました。
セレクトの注目馬といえば、当歳セールで3億円がついたシャンパンエニワンの22(牡、父ドゥラメンテ)です。馬主はラメール。1歳時に右の飛節をOCDオペしたとのことです。「イメージとしてはクラシック」としながらも、「あまり早くはいけないんじゃないかな、とは思っています」と冷静に脚元などを見極めていく方針。とはいえ、逆に言うと「化けるのでは」と思わせる存在でもありますよね。
続いてはキングスコール(牡、父ドゥラメンテ、母レインオンザデューン)です。馬主はDMM。こちらも矢作師が気に入って、購入してもらった馬ですね。「ネックは左前の外向だけだったけど、随分良くなっていると思います。まだ体は替わって欲しいなというイメージ。早ければ札幌1800を考えています。これはいいと思っています」と口にしていました。
あとはホウオウアートマン(牡、父ドゥラメンテ、母スウィートリーズン)。こちらは兄にオープン馬のディアスティマがいます。「この馬は初めてみた時から、すごくいい馬だった。そこから、もう一つ変わって欲しいところはあります」とまずは冷静に分析。ただ、ドゥラメンテはこういう段階から、もう一つ変わってくるというんですよね。その点の成長度に期待しつつ、といった感じではないでしょうか。
ということで、今日はここまで。また、明日です。ではでは