【京都11R・平安ステークス】近走が物足りない実績馬が多く、難解な一戦。ここは勢いのある◎スレイマンを買いたい。22年5月に昇級してから8戦目となった2走前の門司Sで、好位から抜け出して4馬身差でオープン初V。1年8か月ぶりの勝利を飾った。姉にG17勝の最強牝馬ジェンティルドンナがいるが、6歳を迎えてついにその良血が花を開いた。
前走のアンタレスSでは2番手から勝ちに行く競馬。一度は完全に先頭に立ったが、ゴール前で差されて2着。着差が首だけに、もうワンテンポ追い出しを待てば、という悔いは残ったが、勝ち馬以上に中身の濃い走りで重賞でも通用することを示した。550キロの大型で以前は緩さが残っていたが、状態が充実したことによって馬体も締まり、栗東・坂路での最終追いも迫力十分だった。体調は申し分なく、重賞初制覇のチャンス。
ミッキーヌチバナは前走でスレイマンを退けて重賞勝ち。中間も好調をキープしており、ここも崩れない。競走中止明けのハピも気配や動きがよく、実績のあるダートに戻れば反撃がある。