【日本ダービー】最後の参戦となる音無調教師がサンライズジパングに太鼓判 坂路での併せ馬で本来の走り

疲れも見せず駆け抜けたサンライズジパング(手前)
疲れも見せず駆け抜けたサンライズジパング(手前)

◆日本ダービー追い切り(22日・栗東トレセン)

 重心をグッと沈めて、一気に加速した。サンライズジパングは栗東・坂路でサンライズプルート(4歳1勝クラス)と併せ馬。楽な感じで折り合い、ラスト1ハロン過ぎから鞍上の手綱の動きに合わせるように大きなフットワークで脚を伸ばす。全くバランスを乱さず、最後まで大きく見せるフォームで1馬身半先着した。

 見届けた音無調教師は「皐月賞よりはいい状態に仕上がっている」と太鼓判を押した。その皐月賞は当週に栗東・坂路でビッシリと追う併せ馬で51秒6。しかし、中間に報知杯弥生賞を回避した影響があり、間に合わせるために負荷をかけたものだった。「あの時は当週の追い切りであごを突き出していたんだ。あれは疲れている時に出るもの。今回はそんなことないのが一目瞭然だった」と本来の走りにうなずく。

 1番人気のアドミラブルなど3頭を送り出した17年以来、7年ぶりになる競馬の祭典。来年2月末の定年を控え、今回が最後になる。「最後のクラシックの年にダービー出走できることに満足しています」。集大成を注ぎ込み、大一番に打って出る。(山本 武志)

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