藤田菜七子騎手=美浦・根本康広厩舎=は、東京で4鞍(土曜3鞍、日曜1鞍)に騎乗する。
先週日曜の新潟11R・韋駄天Sではマウンテンムスメで2着。14番人気のパートナーを5番枠から外ラチ沿いへと誘導してハナを奪い、最後までしぶとく粘り込んだ。「一歩目はそれほど速くないんですけど、その後のダッシュがすごく速かったです。後ろからつつかれなかったのも良かったですし、交わされてからも一生懸命走っていました。千直で以前も勝っていますし、適性がありますね」と好走をねぎらった。
土曜9Rはスマイルアップに騎乗する。2走前の中山1200メートルでは、果敢に先手を奪うスピードを見せると、後続の追撃を許さず押し切り勝ちを決めた。自身が騎乗しなかった前走は、落馬により競走中止。この中間では調教に騎乗し感触を確認したが「ダートスタートだったので少しとまどったのかもしれませんね。落馬の影響は感じなかったです」と馬は問題はなさそう。状態に関しても「追い切りは動く馬なので相変わらずいい動きでした」と好感触だ。「実質の昇級初戦ですし、どのくらいやれるかですけど、立ち回りが上手な馬なので良さを生かす競馬をしたいです」と意気込んだ。
土曜7Rは自厩舎のアイファーバトルと3戦連続のコンビ。少しずつ課題のスタートも上達し、安定した末脚を繰り出している。今回が3か月ぶりとなるが「中間は乗っていないですが良くなっていると聞いています」と状態は把握済み。「堅実に毎回走ってくれていますし、この馬のリズムで運んで最後にどのぐらい脚を使えるかですね」と流れ次第では食い込みがありそうだ。
【土曜東京】
5Rラブビーチ(牝3歳、美浦・蛯名利弘厩舎、父ビーチパトロール)
7Rアイファーバトル(牡3歳、美浦・根本康広厩舎、父バトルプラン)
9Rスマイルアップ(牝5歳、美浦・萱野浩二厩舎、父イスラボニータ)
【日曜東京】
1Rミルクギモーヴ(牝3歳、美浦・深山雅史厩舎、父コンスティテューション)