デビュー2年目の昨年、史上最年少で函館リーディングを獲得した佐々木大輔騎手(20)=美浦・菊川正達厩舎=が函館競馬場に帰ってくる。
今年は2月24日の落馬で胸椎を骨折し、約1か月半の離脱を経験。4月13日に復帰すると、5月11日にはJRA通算100勝を達成。勢いそのままに春の新潟ではリーディングトップに立つなど、6月6日時点で全国リーディング12位となる27勝を挙げている。
順調にキャリアを積んでの函館凱旋となるが、冷静に現状を見つめることを忘れてはいない。「今年は減量がなくなっているし、うまいことばかりいくとは思っていない。勝てない週がないようにしていきたい」と、かぶとの緒を締めて臨む。
開幕週は関東馬はもちろん、関西馬や函館スプリントSのカイザーメランジェなど、計16鞍に騎乗予定。「昨年は、こんなにうまくいくとは思っていなかったので、いいイメージはあります。他のローカルに比べてコーナーがタイト。しまいもばらけないことが多いので、空いた部分を見逃さないようにしていきたい」と意気込みを語る。自身2度目の函館開催が、いよいよ幕を開ける。