1月の落馬負傷で休業していた小林脩斗騎手が調教騎乗を再開 早ければ来週の東京開催で実戦へ

落馬負傷から復帰して調教騎乗を再開した小林脩斗騎手(カメラ・坂本 達洋)
落馬負傷から復帰して調教騎乗を再開した小林脩斗騎手(カメラ・坂本 達洋)

 1月8日の調教中に落馬負傷してろっ骨骨折と左後十字じん帯断裂の重傷を負った小林脩斗騎手(22)=美浦・奥平雅士厩舎=が6月11日、調教騎乗を再開した。この日は自厩舎に所属する1頭の調教に乗り、感触を確かめた。「乗馬苑や競馬学校に行って乗っていたので、違和感なく乗れました」と、5月末頃から騎乗を再開して復帰に備えてきたという。

 負傷してから日常生活に戻るまでは約3か月かかったと明かして、地道なリハビリに耐えてきた。減量特典がある最後の年となるデビュー5年目で、「勝負の年」と位置づけていた矢先のアクシデントに最初は心が折れそうになったという。「競馬に乗りたい気持ちは、ずっと強くありました。それでも半年もいないのに、SNSなどでも忘れずに応援してくれるファンの方々がいたので頑張れました。結果を出せるように頑張りたい」と、りりしく表情を引き締めた。早ければ来週の東京での実戦復帰を目指しており、まずは復活への第一歩を踏み出した。

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