【宝塚記念】初の京都芝2200メートルも母系にヌレイエフ入るジャスティンパレスが魅力たっぷり

ルメールとのコンビでG1・2勝目を狙うジャスティンパレス
ルメールとのコンビでG1・2勝目を狙うジャスティンパレス

◆第65回宝塚記念・G1(6月23日、京都競馬場・芝2200メートル)

 例年の阪神と違い、今年は京都で開催される春のグランプリ。ジャスティンパレスは、初参戦する京都・芝2200メートルにも対応可能な母系を持ち、活気も満ちあふれている。

 米国で16戦5勝だった母パレスルーマー。父系はロイヤルアンセム―シアトリカル―ヌレイエフとさかのぼるが、特にヌレイエフは母系に入った際、当舞台の重賞で優秀な成績を残している。母の父としてフサイチパンドラ(名牝アーモンドアイの母)が06年、トゥザヴィクトリー(重賞馬3頭の母)が01年のエリザベス女王杯に優勝(ともに父サンデーサイレンス)。1984年のグレード制導入後、【3106】で勝率30%は、10走以上している母の父馬でトップ。また、シアトリカルの半弟タイキブリザードは、前々回に京都で行われた95年の宝塚記念2着に好走した。

 ジャスティンパレスの半兄パレスマリス(父カーリン)は、米クラシック3冠のベルモントS(ダート2400メートル)などG1・2勝を含む米重賞6勝。今年から日本でけい養されているが、これまでJRA登録された産駒は計7頭と少数にもかかわらず、ジャンタルマンタルが23年朝日杯FS、24年NHKマイルCのG1・2勝を含む重賞3勝。ノーブルロジャーが24年シンザン記念制覇。今後、産駒のさらなる活躍が期待できる。

 前回の京都開催の宝塚記念を制したのはサンデーの直子ディープインパクト。日本が誇る名サイアーとの配合は魅力たっぷりだ。(戸田 和彦)

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