ルーキーの吉村誠之助騎手が園田競馬で5勝の大爆発 地方での一日5勝は武豊騎手を超えてJRA騎手では史上初

笠形山特別をスターチスブーケで制した吉村誠之助騎手(兵庫県競馬組合提供)
笠形山特別をスターチスブーケで制した吉村誠之助騎手(兵庫県競馬組合提供)

 JRAの新人ジョッキー、吉村誠之助騎手(18)=栗東・清水久詞厩舎=が20日、園田競馬場で7鞍に騎乗し、5勝を挙げる活躍を見せた。

 まずは6Rの3歳C1二(ダート1400メートル)のシンゼンハチマン、7Rの3歳C1一(ダート1400メートル)のアカリリッキー、8RのJRA交流競走・笠形山特別(ダート1400メートル)のスターチスブーケと3連勝。タンバッフェに騎乗した9Rは3着だったが、10RのB1特別(ダート1400メートル)を制し、メインレース・11Rの夏至特別(A1A2混合戦、ダート1400メートル)はナムラタタに騎乗して直線でパワフルに差し切り、この日5勝とした。6勝目を狙ってアイアンムーンに騎乗した12R・C1特別は4着。勝ったのはエイシンテムジンで、騎乗していたのは父の吉村智洋騎手だった。

 NAR(地方競馬全国協会)によると、JRA騎手の地方での一日5勝は史上初のこと。これまでの最多勝利記録は一日4勝で、今年4月11日の園田競馬での吉村誠之助騎手、1999年5月3日に公営新潟競馬での武豊騎手が記録していた。

 吉村騎手は「強い馬に騎乗させてもらったおかげです。勝つことで自信にもなるし、今後にもつながります。この調子でどんどん勝っていきたいです」と、さらなる活躍を誓った。

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