【東京11R・江の島ステークス】◎アルセナールから入る。キャリア2戦目で重賞に挑戦した2走前のクイーンCは、直線で狭くなって接触する不利が響いての2着。前走のNHKマイルCは大外枠の後入れだったこともあり、態勢が整う前にゲートが開いて後方2番手を追走せざる得ない厳しい形に。上位2頭が4角で3番手だったことからも痛恨の出遅れになったが、上がり3ハロンはメンバー最速の33秒7。能力の一端は示したと言える。
前走後は短期放牧でリフレッシュし、美浦に帰厩後は順調に乗り込んできた。1800メートルは初めてだが、2歳上のナミュールはオークス3着。1歳上のラヴェルは4着で、半姉の実績からも距離延長はこなせるはず。まだ上を目指せる良血で、自己条件なら初の古馬相手でも勝機は十分にある。
ダノンザタイガーの前走は、差し馬が上位を占めた展開で2番手追走は厳しかった。当舞台は2、3歳時に重賞で〈2〉〈3〉着。距離短縮で素質馬が復活の白星を狙う。コントラポストは昇級後〈4〉〈2〉〈3〉着と堅実で、前走も首、鼻差の惜敗だった。ここも上位争いに加わってくる。