6月22日の東京6R・2歳新馬戦(芝1400メートル=10頭立て)は、単勝1・6倍で圧倒的1番人気のサトノカルナバル(牡、美浦・堀宣行厩舎、父キタサンブラック)が、7馬身差の圧勝を飾った。芝のマイル以下でオープンまで出世したジャスティンスカイの全弟。勝ち時計は1分23秒6(稍重)。
大器の片りんを見せた。抜群のスタートを決め、そこから前に行く馬を行かせて道中は5番手をキープ。前半600メートル通過が36秒5のスローペースのなか、直線でスムーズに外へ持ち出すと、坂で一気に加速。アッという間に先頭に躍り出ると、ほぼノーステッキのまま後続を突き放す大楽勝だった。
今週から短期免許で来日したレーン騎手は、うれしい今年のJRA初白星となった。豪州の名手は「レース前の返し馬、ゲート裏と、新馬とは思えない落ち着きがありました。レース中もそうでしたが、間違いなく賢いです。新馬なのにレースセンスをすごく見せたし、もちろん能力はあります。間違いなくポテンシャルの高い馬。これからが楽しみです」と褒めちぎった。