JRAが馬産業の人材確保に対する取り組みを強化 仕事紹介サイトの立ち上げや育成研修の大幅負担軽減など

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 JRAは6月24日、馬産業全体における人材確保について、従来の方針に加え、他団体とも協力して取り組むことを発表した。少子高齢化の進展にともない、近い将来に深刻化しかねない馬産業の担い手の確保に着手するため、としている。

 具体的には馬に関わるお仕事紹介サイトの「UMAJOBサイト」を先月下旬に立ち上げた。JRAのホームページから入れるサイトで、騎手や厩務員だけでなく、生産牧場や獣医師など様々な分野の職種を紹介している。今後は秋にブラッシュアップを行ったうえで本格的なサイトをオープンし、様々な職業を紹介する大規模なイベントも行う予定となっている。

 さらに馬に興味はあるが、触れたことがない人への就労につながるBTC(軽種馬育成調教センター)の「育成調教技術者養成研修」及びJBBA(日本軽種馬強化)の「生産育成技術者研修」への支援も決定。2024年の募集生(2025年春に研修開始)から生徒の自己負担を8割減にするとしており、BTCは1年で63万5250円から12万5000円、JBBAは1年で50万円から10万円になる。今までBTCとJBBAから約30年で1100人を超える卒業生が牧場に就職している。

 JRAは今回の取り組みも一例としており、今後も継続的に続けていく方針だ。

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