決定(栗東)

アスクヴォルテージ
アスクヴォルテージ

 こんにちは、山本です。今日も栗東に残ってのパッチパチ。ではでは、行ってみましょうか♪

 さて、栗東の起床時。どんなアラームよりも気分がブルーになるのが外から聞こえる雨の音です。正直、しとしと降ってるぐらいなら、寝起きの脳裏には突き刺さりません。しかし、寝起きに雨の音を認識するというのは、それだけしっかり降っているということ。傘を差せないトレセンです。寒い冬でもないのに、布団から出たくない時間が続きます。

 今朝は最近にないほど、はっきりと聞こえました。天気予報で覚悟はしていましたが、その覚悟を楽々と飲み込んでしまいそうなボリュームです。そして、外へ出た途端、落胆は絶望に変わりました。雨の勢いが半端ない。雨粒が叩きつけてくるのです。久々に車のワイパーを全開にしたほどで、レインコート替わりに使っているオーバーウェアを羽織っても、中に浸水してくるほどの雨量。アッという前にノートや買ったばかりの報知新聞は濡れて、ペロペロです。屋根のない所に出なけりゃいいんだけど、そうも言ってはいられない。一応、お仕事ですからね。こんな頑張りが報われれば言うことないけど、自らこんなことを言ってる時点で、まぁアカンわな…。

 服も乾き切っていませんが、そろそろ本題へ。今日も明日の競馬から見ていきましょう。

 函館5Rでは藤原厩舎のシャドウキャッスル(牡、父イスラボニータ、母フリアアステカ)が登場します。兄は青葉賞2着のショウナンラプンタですね。藤原厩舎は現2歳のデビュー戦になります。藤原調教師は「いいよ。走る馬。今は1800よりは1200という感じだけど、いい能力があると思うぞ」と、非常に歯切れのいいコメントが並びました。取材の感触としては非常に良かったですし、デビューVを計算に入れているような口ぶりでした。

 そんな藤原厩舎に今日、2頭の2歳馬が入ってきました。どちらも血統馬です。まずはG1ホースの母を持つマドモアゼルアスク(牝、父エピファネイア、母ストレイトガール)と、叔父にパンサラッサを持つコンタンゴ(牡、父ロードカナロア、母ディメンシオン)です。こちらは、また話を聞いておきます。あと、藤原調教師に一頭、話を聞いておきたかったのが桜花賞馬の母を持つアスクヴォルテージ(牡、父Frankel、母レッツゴードンキ)です。馬名を振ってみると、すぐに「走るぞ。凱旋門賞だ」とニヤリ。少しキョトンとしてしまったんですけど、「それぐらいの血統だからな」と言葉が続きました。まだ、これからでしょうが、高い素質は感じている様子。こちらも、また聞くことにしましょう。

 話は変わって、本日の他の入厩馬を少々。中内田厩舎には兄に重賞勝ちのライトオンキューがいるウチナータイム(牝、父ロードカナロア、母グレイトタイミング)が入りました。あとは今年の千葉セリで窪田芳郎氏が4100万円で落札したキネオダンサーの22(牝、父ロードカナロア)が福永厩舎に入ってきています。

 さて、ここからはPOG情報。先ほども話した豪雨のなか、坂路小屋で友道調教師と2歳馬談義となりました。まずは後輩が気にしているであろう馬について触れておきましょう。キュン水納記者がPOGドラフトで指名していたインザスカイ(牡、父キタサンブラック、母ダイヤモンドディーバ)が今日の函館に入ってきたようです。まずはゲートだけで、デビューは秋になるんじゃないかなと思いますが、まずは第一歩を踏み出すことが大事です、POGは。姉にシャドウディーヴァがいる血統ですね。

 後輩の馬を紹介した後は、ワタクシの馬を。金子真人HDさんのカムニャック(牝、父ブラックタイド、母ダンスアミーガ)は8月11日の中京芝2000メートルでのデビューを目指すことになりました。鞍上は川田J。「距離はあった方がいいタイプだと思う。ゲート試験の時からしっかりしていたし、楽しみにしています」と友道調教師は話します。前にも書いたように、キタサンブラック×母の父サクラバクシンオーの「キタサンブラック配合」。そうそう、友道調教師は「実はレースの日、誕生日なんだよね」と話しており、バースデーVなるかもひそかに注目しておきましょう。

 あとは真っ先にゲート試験に受かっていた佐々木主浩オーナーのレヴァンティス(牝、父シュヴァルグラン、母カヴェルナ)が翌週8月18日の中京芝マイル(牝馬限定)、レイパパレの半弟になるサトノクローザー(牡、父シュヴァルグラン、母シェルズレイ)が8月31日の中京芝2000メートルを一応の目標としている様子。この2頭は調教の動きなどを見ながら、正式決定ということになっていくと思います。

 では、ネット限定「厳選馬」をどうぞ。

福島7R・6サトノルチル(初戦、2戦目ともに展開不向きななかで濃い競馬。まともならあっさり)

 続いては馬券王への道 延長戦をどうぞ。

函館3R・2モズイージス(「行ってほしい。芝は合うね」と松下調教師。絶好枠から一気)

函館7R・1ルークスヘリオス(前走は窮屈な競馬。スムーズなら脚あり)

小倉10R・9トーホウガレオン(前走で砂適性示した。B効果も見込んで)

 今日はここまで、また明日です。ではでは

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