6日の福島5R・芝1800メートルでデビュー予定のウインアレース(牡2歳、美浦・畠山吉宏厩舎、父ウインブライト)は、香港G1を2勝した父と同じく、松岡正海騎手、畠山吉宏厩舎のタッグで初陣を迎える。
当初は東京デビューを目指していたが、状態を整えるべく、慎重にここまで始動を待った。5月2日から毎週、追い切りにまたがってきた松岡騎手は「先週あたりから動きが良くなって、上向いてきました。緩さやフットワークはブライトに似ているところがある。将来的にはオープンに行けると思う」。父の背中を知る鞍上からは将来について頼もしい言葉が飛び出した。
畠山調教師は「東京に向けて追い切りを重ねてペースを上げていく段階で、風邪の症状が出て体調が整いませんでした。それでも休むことなく乗り込んできましたし、ここにきて状態が上がってきました」と態勢は整ったと判断。ウインブライトの話になるとトレーナーは「何頭かブライトの産駒を見ていますが、体形や顔が父に似ているところがありますね。自厩舎ではブライト産駒の初出走になるので、いい結果を出したいです」と、感慨深い表情を浮かべ、種牡馬としての活躍にも期待していた。