【七夕賞】走る気満々のセイウンプラチナは勝負手で重賞初Vへ 千葉師「好調なオーナーの勢いに乗りたい」

セイウンプラチナ
セイウンプラチナ

◆第60回七夕賞(7月7日、福島競馬場・芝2000メートル)=7月5日、美浦トレセン

 前走で厩舎に初勝利をもたらしたセイウンプラチナ(牡5歳、美浦・千葉直人厩舎、父ミッキーアイル)が、人馬ともに重賞初制覇を目指して福島へ向かう。

 この日はWコースで4ハロン67秒7―16秒1。抑え切れないほどの手応えで、走る気に満ちあふれていた。千葉調教師は「オーナーと協議して、早い段階からここを目標に。中間も牧場でしっかり調整していただき、いい状態でこちらに帰ってきました。水曜日の動きが良くて完調。今日は抑えるのが大変だったと思いますよ」。その笑顔に状態の良さが伝わってきた。

 前走はメンコ(覆面)を外して3勝クラスを突破。今回は新たにチークピーシーズを着用して挑む。指揮官は「(前走の)2500メートルでチークをつけるのは(効きすぎる可能性があったので)不安があったけど、メンコを外しただけでも効果があった。転厩してきた時から2000メートルあたりならこれしかないと思っていた」と、ここ一番でのチークピーシーズ着用を思い描いていた。「あとは好調なオーナーの勢いにも乗りたいですね」。前3週で5勝をマークし、七夕賞連覇がかかる西山茂行氏とともにタイトル奪取を狙う。

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