宝塚記念で6着に敗れたドウデュース(牡5歳、栗東・友道康夫厩舎、父ハーツクライ)の、今秋のローテが明らかになった。予備登録をしている凱旋門賞・仏G1(10月6日、パリロンシャン競馬場・芝2400メートル)には向かわず、天皇賞・秋(10月27日、東京競馬場・芝2000メートル)、ジャパンC(11月24日、東京競馬場・芝2400メートル)、有馬記念(12月22日、中山競馬場・芝2500メートル)の3戦を予定する。
8日、セレクトセールの会場を訪れた(株)キーファーズの松島正昭オーナーが「国内でジッとします。天皇賞から(状態次第で)使えたら去年と同じく3戦して」と明かし、同時に年内で引退する方向であることも認めた。
22年の凱旋門賞は重馬場で19着。常々、「武豊騎手で凱旋門賞を勝つことが夢」と公言してきた同オーナーだが、その夢は次代に託されることになった。宝塚記念のファン投票では歴代最多の23万8367票を集めたスターホースが、連覇のかかる有馬記念でターフに別れを告げる。