良血の気品が漂う。13日の小倉5R(芝1800メートル、牝馬限定)に出走するラヴァブルは、全兄に20年の最優秀2歳牡馬のダノンザキッドを持つジャスタウェイ産駒。6月にデビューVを飾った兄の後を追うように、早期デビューを迎える。
「やるごとに良くなってきましたね。操縦性はいいと思います」と松下調教師。良化のカギは馬体重にあり、放牧から帰ってきた先月20日に500キロあった馬体が現時点では484キロ。絞れて素軽さを増し、3日の栗東・CWコースでは6ハロン83秒2―11秒7で併走馬を1馬身半突き放した。
3月の初入厩時から松下調教師が「優等生」と性格に太鼓判。「現状の力は出せると思います」。万全仕上げの“お嬢さん”が、華やかなデビューVを飾る。(山本 武志)