【函館記念】早め先頭のホウオウビスケッツ重賞初制覇 岩田康誠騎手「後続に脚を使わせることができた」3連単は57万9230円

ホウオウビスケッツが直線抜け出し快勝(カメラ・高橋 由二)
ホウオウビスケッツが直線抜け出し快勝(カメラ・高橋 由二)

◆第60回函館記念・G3(7月14日、函館・芝2000メートル、良)

 サマー2000シリーズ第2戦で、函館開催を締めくくるハンデ重賞は16頭によって争われ、ハンデ57・5キロで3番人気のホウオウビスケッツ(牡4歳、美浦・奥村武厩舎、父マインドユアビスケッツ)が、4角で先頭に並びかけ、直線は後続との差を広げて前走の巴賞からの連勝で重賞初制覇を飾った。岩田康誠騎手は2015年ダービーフィズ以来の2勝目。勝ちタイムは1分59秒2。

 2着はハンデ56キロで4番人気のグランディア(三浦皇成騎手)、3着はハンデ54キロで14番人気のアウスヴァール(古川吉洋騎手)が入り、3連単は57万9230円のビッグ配当となった。

 岩田康誠騎手(ホウオウビスケッツ=1着)「函館にきて良かったと思います。前回(巴賞)は絶対に勝たなければいけないという賞金加算のレースだったので取りこぼしができなかった。今回は行く馬がいるのは分かっていたのでその馬の後ろで。気がいい馬なんでなんとか、2コーナー過ぎで落ち着いてくれたんで。最終日ですけど馬場がよくて走りやすい馬場なので、後続に脚を使わせることができたのが良かったと思います。(この馬の魅力は)3歳の時に2連勝して、ダービーでそこそこ来ていたので、すごくいい馬だなというのはありましたし、もっと大きな舞台にいける馬じゃないかなと思っていたので、依頼をいただいて感謝しかありません。毎週、レースがあるのでいいレースをできるように頑張っていきたいと思っています。応援よろしくお願いします」

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