函館11R・函館記念・G3・馬トク激走馬=サヴォーナ
天皇賞・春6着以来のキズナ産駒。神戸新聞杯、日経新春杯2着と、あと一歩、重賞タイトルに手が届いていないが、適距離より長めの前述の天皇賞、菊花賞(5着)でも大きく崩れておらず、使われるごとに地力強化を実感させる走りを見せている。
栗東・坂路でラスト1ハロン11秒8と負荷をかけた1週前の動きが絶品。函館競馬場に移動し、池添騎手が手綱を執った芝の最終追い切りではピタリ折り合い、直線豪快な伸び脚を披露した。「フットワークも非常に良く、大きな走り」と鞍上は手応えを伝えた。パワーを要する馬場も問題ないとジャッジできる脚さばきだった。
1番枠に関しても13番枠から道中で内に切り込んで運んだ日経新春杯が抜群の予行演習になっている。ペースに左右されずインのポケットをキープし、早めの仕掛けから短い直線で粘り込むスタイルを貫けば、混戦必至のここでも崩れず、上位争いは必至だ。